明日千秋楽の朝ドラ、兎に角アッと言う間の半年でした。始まってからグイグイと引き込まれ、毎回画面に表示される時刻に目をやると。エッもう8時7分になるのか、と本当にテンポが良かった。裁判系が好きなのもあるのでしょうが、役者さんの演技力に負うところがもっとも大きかった。
今日再審の判決が出た袴田さん。改めて国家権力の最も悪く嫌な面を知る事になりました。再審の決め手となった味噌樽に1年半漬けた衣類の血痕の証拠を検察は証拠として裁判には使っていない。この事は一人の人生は問題ではなく、真実を求めずにどんな手段を使ってでも有罪判決を維持する、人として見下げるに値する、実になんの価値も持たないメンツだけのため、と断言しますよ。腐っています。
さて、今日の午前中は議会のペーパーレス化に向け、議会で端末機を導入し、取説と合わせ機器の配布が行われました。ド素人の領域は出れないレベルでも日々、PCを操作しているので基本的な操作はできるので、あとは使い慣れするためにも毎日操作練習して行くことが肝要と思いうので研鑽積みます。
午後、新たな施設の説明会が役場で開催。所管以外の事業となるので出席した。極力質問は控えるつもりでいたのだが、予定されている施設の説明に終始し、参加者から「そもそも論」の意見が出る。尤もな事だ。考えさせられたのは数名の参加者の方々は、極めて大きな事業費に対してなんの質問もないのであった。私からランニングコストに関し紙、口頭いずれも一切の説明もなく、どの様なものなのか質問したが、資料のまとめがなく回答は得られず。
最後まで聞く必要を感じなかったので退席したが、考えてみたら役場が説明するのは、財源に問題はない、その前提で説明しているのだから質問もあるハズもない、なのである。公債比率、財政シミュレーション、起債が町単独ではできなくなる、など全く説明もないし、そうした用語や数字を一体どれ位の住民が知っているのか。
日本ほど税金の使途に国民が無頓着な国民は世界にいないとも言われているが、本当にその様に感じるのだ。今、手元に2008年の4月に勤務していた会社の専務からいただいたコピーがある。
岩波図書の一つに掲載されていたもので「ふたつの町の物語」とタイトルがあり、財政破綻した夕張市とニセコエリア(倶知安・ニセコ)を1年余りじっくりと見てきての感想を書いたものである。
ふたつの町の物語は改めて触れたいが、今、倶知安町に財政破綻の影を私は感じ始めているのです。最盛期人口が12万人の夕張市は何故、国内初の財政再建団体となってしまったのか、今ここでしっかりと振り返る必要があります。夕食にします。今夜も空腹を感じる事に幸せに感謝します。