世紀の瞬間を見れた

 昭和の大相撲は、大鵬、柏戸両横綱が私たちの世代の代名詞です。下駄に書かれた大鵬は私、柏戸は弟の夫々の下駄と決まっていました。

 

 言うまでもなく、今日は16時過ぎからテレビの前から離れれませんでした。右足にサポーターした尊冨士が入場してきた時は、ドキドキ感が高まり、呼び出しの声で私の応援モードはピークに達した。勝負が決まった瞬間、両手は拳をつくり数回、大きな声でヤッタ、ヤッタと叫んだ。食堂にいたカミさんが後で、ナニ叫んでいたの、と驚いていた。ホッとしたのは尊冨士、関係者だけではない。大勢の大相撲ファンもホッとしたと思う。

 

 表彰式を見ていて涙が出る。大相撲で涙したのは後にも先にも初めてだ。救急車で運び込まれて尚その痛みを押し殺して土俵を務めるその姿に感動したのである。テレビから撮影した写真をPCに移動した時にその枚数をみたら42枚になっていた。

 

110年前、新入幕初優勝は秋田出身の両国関だったそうだ。今回、同じ東北青森出身。みようと願っても巡り合えないと見れない世紀の瞬間をみれた事がなんとも嬉しくって夜に用向きでロッヂに来ると言う娘に、当方も尊冨士の初優勝をお祝いしたく、上等の刺身盛り合わせを買って来てもらった。これから祝宴に入ります イヤァ、嬉しい。では乾杯~