今年も随分とヤキモキした降雪量だった。確かに11月9日からの平野部積雪は30cmを超え、少しばかりウンザリした。必ず一度は融ける雪だから、気合い入れなくてもいいものに、と。すっかりと融けてからダラダラ感の降雪だったが、なんとかなった。
オープンが決まる頃、スキー場で仕事してい20年以上も前、寒気の入込が天気予報で伝えられる時季、決まってホテル ニセコアルペンのゲレンデに向いた3階の一番左端にあったBOSSの部屋で一夜過ごすのがお約束だったのだ。
日付変わる時間になっても一向に雪が降らず、倶知安に当時あった測候所(24時間職員が電話で対応する体制だった)にBOSSが私に言うのだ「サトウ、測候所に電話して降りそうか聞いてみろ」と。BOSS机にある電話で電話すると、本当にどの職員の方も親切で丁重に天気概況を教えてくれるのだった。ズッと後で思ったのだが、多分スキー場のアルペンからだな、と気づいていたと思う。
お陰で、降雪予報は出ていても全く降らない時も、その理由が分かる様になっていた。太平洋高気圧の張り出し勢力がまだ強く、寒気が偏西風で南下すると予想しても、高気圧に跳ね返されウワ滑り状態、だと。
この時季になると、一夜の徹夜をさせられた 笑 あの頃を思い出すのである。4時頃になると眠気と闘い、空が白み始める正直限界に近く、BOSSの「御名御璽」(※ この意味分かりますかぁ。) で、コノ御名御璽の後に続くのが、「後は既定路線の通りに」・・既定路線ってそんなモンありませんよ。懐かしい思いでの一つです。
今季も大過なく良いシーズンでありますように。Schi-Heil