スキャバル

 昨日の札幌と小樽への用事は、札幌では生涯初めてのスーツのスボン(今はパンツと言うそうです。私たちの世代はパンツはそのもので、さるまたを指していた。で、今はと言うと、さるまたはインナーとかイッチョる マッ、どうでもいいっすか) そのパンツのオーダーメイド。

 

 20年以上前に、まとまった福沢諭吉さんが入ったので、一着はしっかりとしたフォーマル仕様のスーツを、と思い札幌三越へ。服って不思議なものでして、売り場には多くのスーツがある。しかし、最初にオッ、と目に留まったシロモノが結局は買い求めることに。他も十分見て吟味しても最初に行きつく。一目ぼれと同じなんだろうな。で、上着は全く問題ないのだが、何と言っても腹周りがねぇ・・

 

 で、同じものは無理でも、限りなく上着に近い物と生地、色を選択して注文した。下世話な話し、料金も福沢さん2枚を超えた。マッ、覚悟はしたいたが、ならば上下で作れば、とも実は後で思った 笑

 

 パンツ持参していたので、座右の銘としている、ダメで元々で売場で聞いてみたのが、腹回り解消のサイズ広げられないか・・非常に親切な担当の方で、仕立て直しが1階にあるのでそちらで確認してみては、と。

 

 間口の小さな店舗でした。対応してくださった若い方に事情伝えると、物理的には可能と思うが、広げるために使用する生地は持ち込む必要があるから、見た目が同じ生地でなければ、どうでしょうか、と。マッ、見た目は気にしないので、と食い下がったら、まずできるかどうか確認してみますと、店内へ。

 

 年配のボスと思われる方と相談の様子が分かる。10分近く待った。結果・・まずは出来ます。そして生地は、裾の折り返しで結構生地が裾の裏側に折り返してあるので、それを使います。そして、ツータックになっいているので、それをワンタックにし、さらに後ろ部分を広げてループで隠せる工夫してみます、と回答くれた。バンザーーイである。最初、こっちにきていたら仕立ては不要、と思ったが、そもそも仕立てに来て、この店舗を紹介してもらったのだから、お前はナニをいっちょるか、なのだ。

 

 店舗名もマヂックミシンとは正にピッタリ。お客の要望に限りなく努力してくださる、職人さんのショップです。

 

 小樽の用向きは朝里で、アカスリ。昨年の秋以来だったので、実に気持ち良い。夏の汗が本当に変わりますよ。数ヵ月に一度だけど、不定期を定期にしようと考えています。居酒屋2回分で、身も心もスッキリなのであります。

 

 写真はスキャバルの上着のラベルです。