顛末

 22日の臨時に向け所属の委員会で所管課からの補正予算案1件。配布された22日議案の補正予算に関しての内容を帰宅後に確認した。厚生文教委員会所管の教育委員会から、体育館トイレ改修工事実施設計契約委託料として、6,600千円(6百60万円)が計上されている。

 

 この予算は3月の本年度予算の審査特別委員会で、対象事業の工事予算、19、000千円が既に議決されていた。追加工事でもなく、「設計委託」の補正なのだ。言うまでもなく、工事には設計が必要で、当初予算の19、000千円の積算にも設計図を基に算出した予算なのである。

 

 設計費6、600千円は一般的に考えると1億使い工事の設計報酬だ。当然、所管委員会でも説明されて、議案として上程されているから、委員会で説明され特段、問題なしの判断の上で、臨時にかけられている事は分かるのだが、一体何故、それだけの予算となったのか。分からない事は聞く。昨日、総務課長からの議案説明が終え質疑に。

 

 当初予算計上から、どの様な変更から今回の補正が計上されたのか、と質問。答弁は、体育館は避難所されており、災害対策などによる、と。他、当初予算の際に説明していた内容の再現で、答弁の体をなしていない、と。避難所は昨日、今日指定されてはいない。ならば当初予算の際に災害対策として初めの設計で実施できたハズなのだ。全く緊張感の欠片も感じられない仕事だ。加えて、設計の対象面接を確認したが、調べないと分からない。

 

 これ以上の質問をしても満足な答弁は期待できないな、と終えた。そして質問を引き継いでくれた議員から、今回設計に伴う予想される工事追加を質問するが、全く答弁ができずに、休憩となる。

 

 再開後、工事でトイレが使えない状態になると仮説トイレ(移動式の簡易といれレンタル)で5、000千円と他工事で計10、000千万円程度、と答弁する。委員会では工事の際には1、2階の工事を分けて実施するので、利用者には不便をかけない、と説明していたらしいが1晩で同時に実施しなければならない場合もある、と確認しての答弁(休憩中に確認したらしいのだが、どこの誰にその内容を確認したのか、分からずじまいだったのか、残念)

 

この様な経過で、とてもこの臨時で認める内容の予算ではない、と他議員も同じ意見で修正動議で、体育館トイレ改修工事を削除し、他予算は議決とした。※ ただ、もう一つ支援事業の方法で条件付きの議決と、相当混迷した議会となった。

 

 6、600千円もの予算を質問しても全く答弁できない状態で、よく議案としてだしてきたものである。担当者が全く内容を精査していないナニよりの証拠だ。呆れる他ない。加えて、議案提出者たる町長がタダの一言の釈明もしていない。他人事なのだ。6、600千円の内容を承知しての提出である以上、部下の不明について責任者としての言葉ないのかねと思った。職員も気の毒だ。至らぬところはかなりの部分はあるが、それを責任者たる町長が何故、すこしでも庇ってやらないのか。

 

 全くの人ごとの様に傍観していた町長に職員は一体どんな思いで日々せっしているのか、コノ町の行く末に大きな不安を抱いた。庇わないのは、愛の鞭と言う訳でもないだろうに。鞭ならぬ無知とならぬこと祈る。

 

 長文になりました。