欠落

 知床海難事故関連の記事でした。事故当日に桂田氏は用向きで北見市に向かっていた。向かっている途中で事故の連絡(恐らくは、連絡が取れない状態になり不明である、という内容と推測)が入ったらしいが、そのまま目的地に向かい、その後に戻りの途についた、とのこと。

 

 乗客を乗せ冷たい春浅い北の海で連絡取れず不明の状態なのだ。連絡したと思われる従業員は、恐らく交信の内容は伝えていると思う。単に連絡取れずではない、と思われる。連絡が取れない状態は、無線が使えない状態で携帯電話だけが唯一の連絡手段になっていた会社であり、携帯では電波状態が悪く使えない箇所もあることだろうから、単に連絡不通だけでは、事故としての連絡はしていないだろう。

 

 そうそう無線が使えず、国交省の検査には無線修理の旨は伝え、携帯で支障ない旨伝えている。ここで国もその申告を、問題なしとして処理している。

 

 昨日は軽視も犯罪と投稿しているが、もう軽視なんってものではない。安全に対しての理解が欠落しているのである。桂田氏の頭の中に「事故・遭難」1mmも存在していないのである。亡くなった方々にとっては余りに惨い状態であり、事故解明に進む調査でどんな杜撰な安全管理が出てくるか、もう想像を超えた。本当に憤る。