陳情内容は、8月に民間の温泉施設が老朽化のために閉鎖されたため、町として町民の憩いの場、そして風呂の無い暮らしをしている住民の為に、施設の建設を要望するものだった。※ 昭和45年、冬季国体の際、宮殿下宿泊する宿のために建てられ、以来経営は色々と変わりましたが、営業が続けられていた。
当該委員会の委員以外の議員にも陳情書は配布されるので、内容はモチロン把握していたので、参考人の方がどの様な思いで、陳情されたのかを聞いておきたかったのだ。
今の時代、家庭に風呂が普及し、本町の公衆浴場は既になくなっており、閉鎖されたホテルは町民の方はじめとして、近郊の住民にも温泉の泉質もよく人気の高い施設であり、憩いの場でもあった。
単に身体を清潔に保つに留まらず、スーパー銭湯の例を挙げるまでもなく、今やレジャー施設としてまた、比較的安価で一日、半日をゆっくりと過ごすことができ、健康の側面からも効能は大きいものがあると私は考えているので、是非、聞きたかったのであった。
参考人からの質問はできず、委員からの質問に答える事しかできないが、陳情の主旨として既に提出している内容以外の思いを実のところ知りたかった。
10分程度、2人の委員からの質問で一人は、単に意見を述べただけ、もう一人は具体的な内容であったのだが、参考人の方は簡単な内容の答弁だけだった・・・言葉悪く言うと、参考人招致は必要だったのか、と思ってしまった。民間施設の閉鎖による影響を知る範囲で答えてほしかったし、何故、その施設が本町に求められるのか、ないよりもあった方が良い的なものではないと思う。
建設費も大きい事から簡単にはでる答えではないのだが、希望としては、是非とも欲しい施設である。世界から集まる富裕層の施設では温泉がセットされ、恐らくは優雅なバスタイムを楽しみ、その町で暮らす住民は、近隣の施設に憩いを求め移動せざるを得ない。なんだかなぁ・・・心貧しき思いにはなりたくないし、暮らす住民の方々にそんな思いもさせたくない。
明日は札幌へ公務で行ってまいります。