有珠山と新幹線

 午前中、委員会があり、新幹線開通に伴う在来線存廃の会議進捗、内容の報告。その中で具体的な作業も進んでいるのだが、一つ以前から気になっていた質問一つ担当者に。

 

 自分では期待しない答弁ではあったのだが、良い意味で意に反した答弁だった。北海道新幹線が北回りルートに早くから決定されていたのは、有珠山の問題。アノ火山は定期的に噴火する。近年では西口火口噴火。この時は高速道路がやられてしまい、新たな場所にインターを作り替えた。仮に太平洋沿いに新幹線ルート設定したとすると、有珠山噴火で鉄路寸断されてしまっては大変なことになる。なにせ、山と海岸線が近すぎるのである。

 

 その辺の事情から現在の函館本線が長万部、小樽間で廃止になると将来、室蘭本線が噴火で寸断した時、農産物を始めとする貨車のルートが存在しないと物流はトラックで代替え可能なのか、と言う点が現在沿線自治体で進められているブロック会議の場で果たして議論されるのか、という疑問があった。

 

 今までの報告は単に収支を基礎とした議論で、その土俵での議論では沿線自治体が赤字額負担にはハードルが高すぎるのである。鉄路を一度廃線にしてしまうと元には戻らない。日本の食糧基地、北海道からの貨物物流の生命線は果たしてどのような形で検討されるのか、注視したいものです。

 

 さて、本日のランチは広島 尾道のラーメンです。過日、家族ぐるみのお付き合いしていた方、現在四国に住んでおられ、こちらに帰省した際にお土産として生ラーメンをいただきました。実に美味かった。