午前中に所属している以外の常任委員会から全議員に委員会への出席を求められ、委員会の員外議員として出席。議題はこれから建替え工事が始まる予定の本町にあるJA厚生連が運営している倶知安厚生病院の院内保育所代替場所に関してであった。
この厚生病院との関係は相当歴史を遡る必要もあり、割愛はするが本町のみならず羊蹄山麓の町村のみならず、後志の町村の多くが医療の旗艦病院としての位置づけをしており、建替えに関わる建設費用も厚生連はビタ一文も出すことなく、全ては町村の割合で拠出額が決定されて費用を賄うのである。※ これが良い悪いは別としても、病気を人質とした印象があり、私は全否定しているのだ。なんとか工面して500万円は持ちます、とか例えその額が焼き石に程度であっても、それが礼儀と思うけどもね。
さて、その代替え場所を本町に要請してきたのは理解もできるが、そこに至るまでの経過が全く説明になっておらず、多くの議員から指摘されていた。厚生文教委員会所属の委員の方々よりも員外議員からの質問が多く、どの質問も尤もな内容だった。
町長の答弁を聞き、う~ん・・彼の人柄として仕方のない部分を割り引いても、直球一本だけではマズイナと感じた。変化球でかわす、あるいはハッキリとボール球を投げて相手に一呼吸おかせる、とかしないと直球一本勝負だといずれ、自身が苦しい立場になっていくことは明白だ。特に役場の問題、本町事業のことであれば、彼の腹一つでなんとか切り抜けても、相手のいることであれば、相当の下準備もしてマウンドに立たないとチェンジにならない。野球なら投手交代もできるが、町長の交代はできないのである。彼の人柄は知っているだけに少し残念な今日の出来事であった。