お世話になっている床屋はカミさんとの結婚生活よりも長く独身時代からだから40年はお世話になっている。いつも他愛のない話しをしながらなのだが、今日の他愛話しは少しも他愛のない話しではなく、大変有意義な話しを聞くことができた。
写真はその話題となった老舗ふとん店の取り壊し作業。冬に屋根に積もった雪が雨で重み増して崩壊したのだ。幸いにしてけが人はでなかった。取り壊している重機の右にコンクリートの建物があるのだが、これは布団工場の名残りで、国道拡張工事の際に取り壊しも考えたそうだったが、一度壊すと許可とるのに大変困難な事が分かり残しておいたそうだ。※ この倒壊したふとん店のおかみさんから床屋さんが直接聞いた話し。
一つに布団工場があった・・確かに小樽、札幌に行って布団買い求めてから列車には乗らない。地元調達だわな。この話題から、床屋の主人が東京の修行を終えて戻る際に、布団袋に布団入れて「チッキ」で倶知安に送った、と言う話しで盛り上がった。布団袋は赤玉印だったな。懐かしい。せんべい布団なんって言葉もありましたな。
今は羽毛布団とか、健康に極めて優れている色々な布団があったりする。1日24時間で仕事8時間、余暇8時間、そして睡眠8時間。人生の3分のイチはお世話になっているのだから、大切なものである。