事実にもとづくとキャプション入っているだけあって、極めてリアルで地震発生から、原発所長だった吉田所長の逝去まで実に丁重に物語は進行する。映画だから当然脚色はあるが、その脚色というフィクションを微塵も感じられないリアルティ。
失礼ながら全くお名前を存じていない、1人の俳優さんにただ、心打たれた。ラスト近くで息子の安否気遣う父親のたった一言のセリフ「生きていたぁ」・・三度涙した。一度目、再生して見ていた時、二度目編集した時、三度目写真撮った時。多分、この先何度見ても涙するだろうな。俳優の演技力の凄さもさることながら、ことばのもっている力さえも感じられた。映画で多くの場面で記憶に残る場面、セリフは数多くあるが、この父親の場面とセリフは今、アズ ナンバー ワンとなった。
目で見る事の出来ない、放射能をハッキリと見た思いしている。全国民が見て欲しい作品だと思う。見逃した方、ツタヤでレンタルは不明ですが、見たい方連絡くれればコピーします。厳寒の八甲田での大量遭難死と並んだ実話にもとづく邦画の代表作です。ただ、このFukushima
50は海外メディアが表現しました。ここにも私たち地球で唯一の被爆国でありながら核兵器廃絶を批准していない、日本との違いがあるのかな、とも作品の題名からも学ばせてもらいました。