車窓から

 3ヵ所への要望と表敬訪問。一ヵ所は背広組と言われるお役人さんの所。お互いに要望の内容は理解しているので、さらに中央への働きかけ、と言う意味あいです。当方の議長から「この際ですから倶知安に出張所開設されては」とボールを投げた。

 返答はさて、と興味津々。これがアメリカ、イギリスなどウイットとユーモアの飛び交う国であれば予想される返答は「ありがとうございます。実はそのお誘いを今か今かとお待ちしていたので、早速局内で検討致します」とか「当方も内々に検討は既に始まっています」など、投げたボールは正味の話しではないのは誰が聞いても分かっているのだ。日本の役人は「一つ出先が増えると必ずどこかが縮小されますからねぇ・・」ハイ、お約束通り。型通りの模範返答。

 モチロン、良いとか悪いの話しではない。過日もある場所での会話「可能な限り早くに予算つけていただき実施していただければ」と、知り合いが要望したので、両方の方を存じ上げていたので、「明日にでも早速見積もってですよね」と役人にボール投げたら「イヤイヤ、そゆう訳には行かないから」・・ア・タ・リ・マ・エだつうの。なんだかなぁ・・お日様を西から上げさせて、と言う内容のボールに対しても、それが真っ当な要望と捉えてしまう頭の構造になっているんだろうな。

 そうそう、こんな会話もあって聞いていて、う~ん・・と思った。「町長は新幹線が開通したら、何便倶知安に停車させたいと考えているですか?」※ この延伸に伴う本数など、全く沿線自治体には示されていないのが現状。

 町長は言う「10便は希望したいと思っています」・・町長、そこは全便の停車ですって。プロ野球の投手が先発でマウンドに上がり、そのゲームでの目標はまずは完全試合なのです。で、ファーボールでランナー出したら次はノーヒットノーラン。ヒット出たら、完封。そして点が入ったら完投です。

 

 話が脱線しつつです。新幹線の脱線はあってはなりませんがね。今日の往復は中山峠経由。役場職員が運転してくれたので、往復、車窓からひと時の紅葉を観賞させてもらいました。ホント、日本の四季っていいよなぁ。