今年の募金活動はコロナ禍の影響で、昨年とはスタイルを変え、テーブルの上に募金箱を置いてのお願いでした。町内のスーパー出入口前をお借りしての「お願いしま~す」
もう20年近くも前になっちゃうのかな・・スキー場でサラリーマン勤務の頃、11月に入ると全国のスキー場がブース出展し大体が3日間程度の日程で、来場者に各スキー場がパンフレット配布し、今シーズンは是非、私たちの、オラガ村のスキー場に、とキャンペーン繰り広げるのです。3日間で数万人集まる東京、大阪、福岡でのキャンペーンはどこのスキー場さんも、アノ手コノ手を使います。
地元特産の食品、リフト券が抽選の賞品と様々で、ブースで仕事しているよりも、地酒プレゼントに並びたいと思った程でした。笑 また、ニセコは憧れの地ではありましたが、おいそれとじゃあニセコに行きましょう、という近間でもない。長野、新潟など近郊の著名なスキー場はやはり入場されるお客様には圧倒的な支持があり、ニセコブース前で、パンフレット差し出して、北海道のニセコです。是非、と言っても大体がチラッと見でパンフはナカナカ受け取っていただけない・・そりゃあそうです。行ってはみたいけど予定の無いスキー場のパンフ貰ってもゴミになるだけ。
初めてこのキャンペーンに参加した佐藤君は2日目でなにかパンフを渡せる手段はないかと、少ない脳ミソで考えた・・あった!!閃いたのである。在京で取引のあった旅行代理店の担当者に電話した。「詳しい事は後で話す。今シーズン中、年末年始除いた期間、2名往復の航空券協賛してくれないか?」相手から快諾もらったらこっちのもんだ。
場所が池袋のサンシャインだったのでビル内の文具売り場に行き、白のメモ用紙とボールペン10数本買い求め、ブースに貼っていたポスターにマジックで【今シーズン 2名様 ニセコ無料招待 滞在中のリフト券付き】と大きく書いた。 仕掛けはこうだ、お客様にメモ用紙に名前と携帯電話番号を記入してもらい、最終日の午後3時に抽選し当選者にその場で連絡します、と。記入したメモ用紙を受け取る時に「このパンフでニセコ広いですから事前学習してください」とパンフを渡すのだ。
さぁ、ブース前を過ぎる時、まずはポスター見る。「書くだけで誰にでもチャンスありますよ」、押すな、押すなで書き始めた。マヂで最終日のパンフの在庫が心配になり、人数調整するハメに 笑 初年度は勤務していたホテルニセコアルペンを使った。次年度からはホテル代金だけは予算化して組み込み、大ヒットキャンペーンとなったのだ。楽しかったな・・
共同募金、助け合う。そう、この精神がある限り、必ずや道は切り拓けると信じる。