18日に告示される都知事選挙に現職の小池知事が再選を目指すことが今朝の新聞に載り、文春では小池氏に関する(ネガティブ) 記事掲載があり、興味もあったので買った。読んでコレはと思ったのが、2002年9月17日 当時、小池氏は衆議院議員で、拉致議連の副会長であった。
横田めぐみさん死亡と北朝鮮が発表した事を受け、被害家族が衆議院第一議員会館で政府説明を聞いた。先日逝去された横田滋さんは、信じられないと訴えていた、とあり会見が終えて、会場に戻ってきた小池氏は素っ頓狂な声で「あ~!あったぁバッグ。私のバッグ、拉致されたかと思った~」 記者初め、拉致被害者の方々も多くその会場にはいたらしい。
政治家は嘘もつくでしょうし、いい加減な行動も時としてする。失言もする。政治家の前に当たり前の人間なのだ。私は本当に徹底した天邪鬼なところをもっている。以前、好きなバラエティ番組で、人気の漫才コンビの一人(芸人で相当の貯蓄ありとツトに有名) がドッキリを仕掛けられた。寿司屋に呼び出され、後輩がドンドン寿司を食べる。会計は結構な金額に。※ この世界では、先輩が後輩に奢る、のがお約束。※ 一般社会、特に体育会系出身にはその傾向が顕著ですね。その芸人は頃合い見てATMから金おろしてくると言い残し、自分の分だけを支払ってトンズラした。
後輩がドッキリを携帯で打ち明けて、再び戻ってきたが、照れも悪びれもない。なる程こゆう男だったんだ、と分かった。以来、この芸人がテレビに登場したら迷いなくチャンネルを変える。見るのも嫌になった。
今回の小池氏の昔の発言・・都政のトップとして再選は確実とまで言われているが、人間として相手に求める許容範囲は夫々と思うが、キズに塩擦り込む事がなんの抵抗もなく、相手がどんなにキズつこうが、痛痒にも感じられない感覚、神経の人間に日々の暮らしを預ける、小池氏に票投じる方々は実に勇気がある。自分が何をされても「許せる」。人として、神に近いのかも知れない、と思った。小池氏の発言・・酷い、失言の類とは思わない。彼女のありのままが言葉として出ただけに過ぎない。前回の選挙で彼女は「緑のたぬき」と言われていたが、狸は好きだ。愛想を感じるし、昔話に登場する狸たちも、どちらかと言うと抜けているところがあり、人間には好かれていたのだろう。カチカチ山の狸、あれは例外だがね。緑のたぬきおばさんは、狸と表現すべきではない。鵺だ。