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マスター

 ここ一週間、鼻水が日中でもカッパ海老せん、状態。止まらいなのであります。風邪ではなく、過敏性のアレルギー鼻炎のせいです。なんに過敏かと言いますと、温度。特に長引くのがここ数年来なので、加齢が背景にあると思います。身体の自律神経は既に春から初夏バージョンに切り替わっていると思います。晩秋の場合はその逆で厳寒期バージョンですね。

 

 切り替わった後、寒暖の差がデコボコ始まると、この鼻水出放題サービスになります。そこで今日は、ならばモウ身体に、まだ春は来ていないぞ、と叩き込むべく、厳寒期でも身に着けない、下着の長袖とスキーの時以外は穿かないタイツ直用して徹底的にポカポカ作戦で。正直なもので北風ピューピューで外にいても鼻水はストップです。不思議なものです。

 

 暫くぶりの議会の所管委員会でした。観光課から向こう10年以上の観光マスタープランが示されました。これについては、明日、じっくりとお知らせします。世にあるマスターなる言葉で、私が過去に大笑いした事件を紹介しましょう。

 

 その方は既にお亡くなりになっています。町内で暮らしていました。お酒の好きな方で、当時、アルペン山荘のスナックで仕事していた時、夕刻になると路線バスでスキー場に来ては、山荘のスナックのカウンターに座り、一人水割りを飲んでは、ナンパのチャンス狙うのです、当時で既に40を超え独身ですから、想像はつくと思います。

 

 その日も例の如くカウンターで物色していましたら(当然、ナンパは一度たりとも成功はしませんがね) そう、年のころは30も半ば、知性的な美女が書籍抱えて店内に入り、一人だったのでカウンターに腰を下ろし書籍をめくり、紅茶かコーヒーだったと思いますが注文。カウンターの端で虎視眈々と狙い定め、私に「マスター、あちらの方にカクテルを」と安っぽい映画のシーンを真似て注文する。マンハッタンだったと思うが、カクテルグラスを件の女性に。

 彼女はそのおやんじに軽く会釈した・・ここが素敵だった。カッコいいと20代半ばの私は思った。カクテルはカウンターの上に置かれたままだったので、満を持したおやんじが話しかけようとした正にその瞬間、開けられていたスナツクのドアから、4,5歳の男の子が「ママーー」と駆け寄ってきた。おやんじ、目が点に。

 そこで笑えなかったが、堪えも効かなかったので直ぐにトイレに行き、腹抱えて笑った。このおやんじで頭に来た事があった。1ヵ月も過ぎた頃、スナックで仕事していた私に外線電話が入っているとフロントから電話が繋がる。出ると、そのおやんじの母親なのだ。「佐藤さんですか、私〇〇の母ですが、息子が佐藤さんに誘われるから行かないとダメだ、言ってそちらに行くのでこれ以上誘わないでください」と・・呆れた。ダシに使われて黙っている性分ではない「お言葉返しますが、当方も迷惑しています。お客さんと思ってはいますが、女性に迷惑な行為も過ぎる場合もあるので、そちでもたしなめてください。酷くなるようでしたら入店断りますから、そのようにお伝えしてください」の様な内容を返した。確かにオフクロさんはおやんじの言葉100%信じての私への電話だったのだろうがね。

 

 汗と努力の観光マスタープランがカクテル事件にならない様にしっかりと検証しつつ前進したいと思います。写真は委員会室の配置です。名前のアクリル板は新人なので、真新しくベテランさんはいぶし銀の様に重みあります。