新型コロナウィルスが世界を騒がし始めて直ぐに武漢からの帰国第一便の方々は帰国後、千葉県勝浦市のホテルで経過観察のため滞在を余儀なくされ、今日、全員が陰性と判明し夫々が帰宅の途に。本当に良かった。反面、客船の方は増々感染者が増え、ついには検査のために船内に入った検疫官が感染してしまった。さらには潜伏期間中、自宅に戻ってもいるので、ご家族への感染、また、ご本人が外出していれば、その先々での行動によっては懸念される事態も・・
その様な中で、午前中の委員会でも所管の課から町内の観光産業事業者に今回の新型コロナウィルスに起因する、宿泊、体験などのキャンセル状況の説明があった。
説明を終え最も大切な点を確認した「今回の調査は、事業者に対して新型コロナウィルスによるキャンセル件数として回答を求めているのか?」と。回答は「イエ、単にキャンセルと言う内容での調査」予想した回答であったが、やはり直接回答を聞くと愕然とする。この調査に一体どんな意味があると言うのか・・ハッキリと言うが、なんの意味も成さないのだ。調査しました、という自己満足にすぎない。万事がこの調子である。民間企業の担当者なら、間違いなく担当長から延々と説教くらうぞ。
例えるなら、食中毒と疑わしき腹痛が集団で発生した。調査を命じられた担当は対象者に調査する「お昼は食べましたか、美味しかったですか」調査結果は、美味しいと答えた方12人でした、と。どこで何を食べたのかは調査対象ではないのだ。もっともこれはあまりに非現実的な例えと分かっているが、これ位のレベル調査なのだ、と言うことです。では何故こうした事が現実として起きるのか・・簡単です。物事の本質を理解していない、何かを実行した事でアリバイ成立と思う悲しい習性が身に染みてしまっているからです。緊張感を持たせるのも私は議員の務めの一つと考えていますし、今日自分で気が付きましたが、必要な無駄はあっても然りですが、全く意味を成さない無駄は大っ嫌いだ、と言うことが改めハッキリと今回の調査報告で気が付きましたね。ヤレヤレ