ニセコ山系でも過去多くの方々が残念にも雪崩の犠牲者になっています。平成10年1月下旬に春の滝で起きた雪崩では、スノーシューツアーに参加していた女性が犠牲に。休日で朝から滑っていた時、会社からの携帯が入り、直ぐに現場に向かうと既に何人かで救助活動が始まっていた。
雪を掘り起こしていた時、逆さまになったスノーシューが現れた。スノーシューが外れたのかと思いさらに掘っていくとズボンが・・身体が逆さまになっていたのだった。3人は雪の中から救出され、亡くなった女性は窒息ではなく、内蔵圧迫が死因と後かに聞いた。
雪崩は条件さえ揃えばどこでも起きる。これはニセコで何十年もニセコ雪崩情報を発信している新谷さんの言葉だ。確かに人が踏み入っていない、オフピステは魅力あるがそこを楽しむには当然だが必要な知識と装備してが絶対条件だ。「遊び」で命は落としてはいけないのだ。冥福を祈る。