折り合いつけたいと思うのですが

 愉快な話ではないけど、ここを訪問してくださっている方の先々になんらかの事例として記憶の片隅においておければと思い投稿しておきます。内容を簡潔にする努力しつつ紹介します。今年6月下旬、7日間の国内旅行に行くため、今まで20年前後利用している千歳市内の駐車場に車を預ける。※ そこに限らず、恐らくは全部。→レンタカーを借り、返す時の様な手順は一切ありません。車を事務所前に停車させ、エンヂン止めた状態でキーは車内に置いておくと、係の方で移動する。

 

 空港へはそこのシャトルで送迎。戻ると必ずエンヂンをかけておいてくれ、そのまま乗車して帰路につく。冬に限らず一年通して事前にエンヂンはかけておいてくれるのです。さて、今回も全く同じ手順で自宅に戻り、こちも一年通し(但、冬季間車庫にいれる時は別) ワイパーゴムがガラスの熱で劣化させるのが嫌なので、必ずフロント、リア共に立てます。帰宅後にリアワイパーを立て、グルッと回り、助手席側から戻ろうとして写真のスライドドアのキズに気が付く。

 

 預けた当日の朝には付いていないキズ。注意しなければ分からない様なキズとは明らかに異なり、恐らくは誰でも気づく。直ぐに駐車場に電話する、回答は、当初から付いていた・・マイッタ。任意保険の担当者に電話入れると数日後に札幌から見に来てくれ、彼が言うにはバンパーで擦られたキズでしょうと・・

 

 当初から付いていた、ハイそうでしたか、で納得できるものではないので、弁護士依頼にて進めることにした。今日の午後に担当弁護士から電話が入る。弁護士に委任状送付したのが7月20日。弁護士から相手に、防犯カメラからキズが当初から付いていたかいなかったかの確認要請を連絡したのが、8月20日前後とのこと。カメラの映像はすでに無い(相手いわく) 訴訟となった場合、キズ付けられた立証(証拠)責任は原告にある。弁護士も完全敗訴確定の様な裁判は起こしたくない、気持ちはよ~く分かる。しかしなのである、代金を受け取り預かっている場合の受託責任、そしてまた、法律上は当然の立証責任・・この場合、確かに預けている期間に、駐車場の係若しくは他車両による当て逃げの事実を立証しなければならない。でもね、そもそも車預けているのだから、立証もなにもオイラはその期間そこにはいない。いない人間に対して、事実の証拠出せは、物理的な不可能を要求していることにはならないか。

 

 当方から当日、キズがつけられている、と申し出を受け、当初から、と言うのであれば、もしオイラが相手の立場なら、直ぐに防犯カメラ(カメラの設置は8月4日、広島に行く際にコノ駐車場真横の別の業者利用した際に設置確認と向き確認している)を確認し、オイオイ、あんたおかしな言いがかりつけるなよ、当方のカメラ映像にアンタの言うキズが写っているよ、と伝える。

 

 今日、やる気が失せている弁護士から電話を受け、8月4日に預けた駐車場に当方の事情は伝えず(結果として、お隣さんとのトラブルなので聞いてしまうと嫌と思い) 一般的な対処を聞かせてもらった。防犯カメラ映像は担当者ではないので、明確な点は分からないが、数か月は保存しているのでは、と。次に利用者が帰宅後、私の様な連絡をしてきた場合について、かなり遠回しに内容を説明したところ、即答でした。アッ、その様な時は直ぐに防犯カメラで移動した時の映像確認します。思わず、そうですよね、と相槌を。また、ここでは、キー預けるのが嫌だという方には、駐車位置を決めておき、自身で移動してもらっています。なる程、しっかりしている、と思ったね。

 

 法律職にとっては勝訴、敗訴はとても大切なことだとは理解するが、それだけで今回の様に、全く納得できないまま、ハイ、終了とはどうしてもできない。判決以上に、一つでも今後の事業者、利用者の利益になる位の結果は残したい。裁判官が表情一つ変えずに「主文、原告の訴えを全て棄却します」の確率は限りなく100%の今回の訴訟予定案件ですが、恐らくは、自身に損得の折り合いをつけられる様な思いにはならない、そんな気がしています。

 

 ドラレコは取り付けていましたが、今回の件で録画時間を調べましたら、70分程度・・即ち、上書きされるので、駐車場出発して美笛峠付近で、全て帰路の映像だけが記録されていた、と言うことですな。車両のキズが帰宅する前、駐車場で気が付いていれば、その場で問い質し、当初からと言うのであれば、記録メディアを抜き、画像保存のままに帰宅後に再生すれば、駐車場内での映像を確認できた。教訓として、預ける時、目視ではなくって、前後左右の写真をその駐車場で撮影したと分かる状態で撮影し、帰宅前の車の確認の実施。13年前、最初の民事訴訟(医療事故裁判)棄却敗訴。二度目、車物損事故。相手、当方過失3割を譲らず、訴訟に。和解、当方過失1割。一部勝訴なれども代車費用も担当弁護士が引き出し、費用面では実施以上の勝訴。3回目かぁ、大人になれねぇな・・でもねぇ、納得できない事で自分を偽って納得しましたは、やっぱり全否定だもんな。誰のDNAかは大体想像はつくのが救いかな・・また、今回のこの件でお知らせ有れば投稿します。