昨日の星稜対智辯和歌山は本当に死闘の限りを尽くした凄まじい試合で片時も目が離せなかった。13回からのタイブレークも星稜奥川投手一人で投げぬいた。投球数は智辯和歌山の池田投手(途中リリーフ)の倍。しかし球威、コントロールの衰えなく、見事に尽きる。両チームとも守備は徹底的に鍛え挙げられていた。タイブレークに入り、双方ともまずは送りバントで走者を三塁の策をとるが、双方ともにいずれもホースアウトで3塁ベースを踏ませないのだ。
結末はまさかのサヨナラホームラン・・池田投手はマウンドで崩れ落ち、勝った奥川投手も校歌の時、クシャクシャになって泣いていた。一人で投げぬいてきた苦しさから解放され、その感情が一気にこみ上げたのかも知れない。両チーム選手全員が汗、そして涙がこの世界で一番尊いものとして輝いていた。奥川君の泣き顔で当方も頬が濡れた。
この試合で一番に思ったのが、1979年第61回大会の史上最高の試合と言われている、星稜対簑島(和歌山県代表)の延長18回の死闘。誰もが星稜の勝ちと思った一塁へのファールフライ・・一塁手が躓き転倒し、ファールフライを捕球できなかったところから、さらに凄まじさが増すのだった。※ネット検索するとユーチューブでも見れますから、是非に。
石川県勢というよりも星稜と和歌山県勢は因縁めいたものを感じる。でも、61回大会の両チームは何十年後かに、当時のナインたち、と言ってもモウお互いに相当な年齢になっていた頃、再試合しているのですよ、なんとも素晴らしい話ですよね。
高校野球が多くのファンを持ちのもこうした直向きな姿を見るからなのでしょうね。さて本日の写真はお馴染みセブンオリジナルの盛岡冷麺。今日早速調理してみました。これはこれで結構な逸品でした。こうした冷麺系を楽しめるのも高校野球同様にあとわずかです。夫々に悔いのないこの夏としたいものでありますな。