8時からの平和式典が始まる頃は、弱い雨が降る天気でした。多くの方々が世界から広島に集まり、平和への祈りを捧げていましたが、本当に残念なのはその平和への祈りに逆行するような国際社会のあり様です。
まとめ集会会場に移動するとき、核兵器廃絶、憲法改憲反対などを叫びデモ行進も行われていました。午前中で全ての行事は終了したのですが、大変濃い内容の今回の大会だったと感じています。やはり強く印象に残っているのは、被爆体験者の方が小学校3年生の時に被爆した体験をお話ししてくださった内容です。
次に全国から参加した高校生がまとめ集会で今回の大会に参加して感じたことを自分自身の言葉でしっかりと語ってくれたこと。言うまでもないことですが、命は繋がり、次の世代、さらにはその先の世代へと引き継がれて行く事です。世界の終末時計は過去にない、23時58分を指し、第三次世界大戦は確実に核兵器の応酬の戦いとなり、それはすなわち人類の滅亡を指している。
今、核兵器を保有している世界の国の指導者たちは、一人ひとりが人類の生殺与奪を握っていることをしっかりと自覚しその責任の重さを認識していただきたい。あなたが押す、その核兵器発射スイッチはあなた自身を含め、あなたの最愛の家族、人々と共に全人類を死に追いやるという事を。