再放送

 昭和50年代中頃、勤務していたアルペン山荘は社員2名が交代で当直勤務がありました。当時まだ独身の私は妻帯者の方々が土曜日は当直勤務を避けたいと思い、山荘の寮で生活していたので寮で寝るのも、当直室で寝るのも変わらないだろうと、土曜日の当直勤務を担当していたのです。21時までは外来の入浴受付と電話番程度で夏期間はたまに宿泊のお客様もありましたが、ほとんど仕事らしい仕事もない当直で、フロントに置かれているテレビを見ながらの仕事だったのです。

 

 土曜の18時頃からだったと思いますが、下の写真にある「大草原の小さな家」がNHKから放送されていました。この手の番組が好きなので毎週見ていましたが大変困ったことが一つ。

 

 ストーリーが実に素晴らしく、多い時は1時間の放送時間の中で数回涙が頬を伝わり、余りの時は会話も満足にできない位しゃくりあげてしまうのです。そんな時に入浴の方が来たり、電話がかかるとコレは困ったのです。電話はまだ良い。一頻り落ち着いてから受話器取ればよいのですから。しかし、入浴のお客様の時には下を向いたままで料金を受取ます。

 

 常連さんは場所も知っているので良いのですが、こゆう状況でアレコレ質問されると、嫌がらせしてんのかぁ、と思ったくらいでした。今、大草原の小さな家はNHKBSプミアムで午前中に再放送されています。もちろん毎週録画し保存しています。BS8Kで再放送と告知していたので、残念な思いしていましたが、同僚の議員の方が教えてくれさらには初回見逃した分をコピーしてくれました。私が山荘で見始めたのは途中からだったので今回はスタートからのドラマを見る事ができます。

 

 学校教材としても活用できると思っている作品で、人としての生き方全てが凝縮されている、と何時も感じています。