会社で北海道新聞(道新)は読めていたが、ロッヂ開業してからは知り合いの所から数日遅れの道新を貰い読んでいたが、なんだかそれもあずましくないので、お隣の婿殿も朝刊だけは読みたい、と言う事でお隣で道新を取り、当日か遅くとも翌日には読むことができる様になった。
30日の道新朝刊、後志版に当町が昨年12月に条例化した「町内会加入促進条例」の今後について記事掲載していた。加入実態の具体的な数値が紹介され、2012年11月68%の加入率だったのが、今年3月は59%と6割をきった、と言う内容。背景の一つに外国人の定住が増えるが町内会への加入はしない、ということも加入率を下げているのは明白。
ご存知の通り町内会は任意加入であるが、町内会費が徴収され会活動費に充てられている。飲食店が任意で加入する食品衛生協会も外国企業経営の店舗は殆どが加入していない。こちらも会費があり、年間5千円程度。
外人の方々は異口同音に加入してのメリットはなんぞや、と聞く。そう、メリットについて私たちは「享受できる利益」と理解し、その事を正しく伝えられるか、私は今自信がない。外人が相手ではなく、日本人になら「皆さんに加入お願いし、皆さん加入してくれています」と伝えるケースが断然多いと思っている。海外ジョークの一つに、今まさに沈没しようとしている客船から脱出する際、救命ボートに乗れる人数は決まっている。そこで船長は、女性子供を優先的にボートに乗せたいと思い、男性乗客のうちアメリカ人には「海に飛び込めばあなたはヒーローになれる」と。ドイツ男性には「海に飛び込むのは規則だから」そして日本人には「みんなが海に飛び込んでいますよ」と・・
まさか、町内会、食品衛生協会加入にあたり、ジョークまがいのことは出来ない。単に文化が違う。郷に入らば郷に従え、とばかりも言ってはいられず、となればやはり、日本には何故町内会という制度が存在し、衛生協会の果たす役割会員としての責務、そうした外国の郷に当方から入り込み当方の郷に従って(加入)してもらう、と言うのがヨロシイと思っている。彼らとて損だ得だで加入している、しないでは決してないのだ。仕組みが理解できていないのである。相互扶助の精神は全人類共通と信じている。