封印された封筒

 今日、中学校に入学した孫頭の初登校日。ジサマの方がソワソワして彼らが玄関から登場するのを待ちきれなくって玄関をあけたら、3人が玄関に揃って靴を履いていた。今はブレザーとネクタイと言う制服で、これから出勤のサラリーマン風であったが、まぁ、似合っていた。見送った後、午前中はロッヂの仕事してから、役場にて16日告示される当町議員選挙に関する提出書類の事前審査にでかけて来た。

 新聞には戦後初の無投票か、と大きな見出しで報じられていたが、羊蹄山麓の中間都市である当町の伝統は平成最後の統一地方選挙までしっかりと守られ、5日間の選挙戦の様相になった。もっとも16日17時まで立候補受付なので、まだ全く不明なれども、夫々が選挙戦の準備で進めているから、4年に一度の春の風物詩的な光景になると思う。

 

 ただ、一つ自分で消化不良気味なのがある。私の場合、前回、立候補の環境が整ったので、とにかく一人での準備でも議員としての活動を通し、住民の暮らしに役立つ仕事をしたかった。自営業に入り初めての青色申告で、正直なところ日々の伝票処理を「甘くみていた」・・エライ目にあったのです。それでも、時間の隙間をつくり準備進め、5日間の選挙運動を身をもって体験できた。

 今回、無投票はダメという観点は私も理解できるし、住民の審判を受けれるのであればそれが選挙としては言うまでも無く理想だ。だが、議員活動目的ではなく無投票阻止の立候補は、有権者に対してナニを審判してもらうのか・・この一点が分からない。若くないウェルテルの悩み、なのである。

 事前審査を終えた提出書類一式は封筒に入れられ、封がされたまま16日持参し、受付、抽選などの手順を経て審判の場(町内)へと遊説に繰り出す。どの候補の思いも、暮らして良かった、と全ての住民に思ってもらえる町づくり。今は成す事成すでございます。

小学校卒業式当日、彼は紋付き袴から着替えず、ジジと写真に納まると。窮屈な思いしながら待っててくれた・・これだもの、年金が羽生えて出て行く訳ですよ。