昨年、小学校最上級生となる孫頭と二人、私が育った登別の小中高の学び舎を訪ね、元祖室蘭焼き鳥の本店で夕食して一泊の、ザ・男旅を計画し、彼が付き合ってくれた。6年生としての心構えを特と伝授する旅を目的とし、早い話しジサマに付き合え、というものでしたが、有意義な旅と感じたので、私の定番にしようと、今年は孫2号と1号も中学校入学と言う事もあり、札幌にどうしても行く用向きもあり、今年は札幌に。
その様な事をブログにして「保存・公開」のボタン操作したつもりだけだった。よくある出来事でしたが、情けない。写真は白鳥大橋の絵鞆側にある入浴施設からの夕日です。
本店の一平さんでの孫頭。流石に、人気店だけはあります。味は言うに及ばず、その接客も素晴らしいの一言。支持される店はどこかが違っていますね。
留守で読めなかった新聞を読み終えて、松橋事件再審無罪確定した件ですが、つくづくと国家権力の恐ろしさを感じました。事件は戦前のまだ捜査手法、科学的な分析などが十分では無い時代の事件ではないにも関わらず、何故の疑問だけが大きくなり、とどのつまりは検察も自白と証拠の整合性への疑問を感じているハズ(感じていなければ、無能とは言わない素人以下) にも関わらず、一人の人間の人生そのものを狂わせる事に躊躇いなく有罪ありきで進む。
森友の件も再捜査が決まったが、これは再捜査の結果が不起訴であっても弁護士が検察の立場として訴追することはできないらしい。公文書改ざんに至っては、言語道断と切り捨てられている。国民目線などの問題では無く、国家権力は言うなれば、なんでも自在に好きな事、やりたい事、隠蔽、改ざん、なんでもやろうと思えばできる、イヤイヤ、既に実行しちゃているし、表面に出ない事など、どれだけあるか分かりませんって。
手元に今、スクラップブックから取り出した、2007年8月4日 朝日新聞別刷りの記事、逆風満帆なる見出しのスクラップは、沖縄返還の年、外務省 アメリカ局長だった、吉野 文六氏(2007年当時88歳)へのインタビューなのです。彼は裁判で偽証していた事を自ら認め、また自民党外務大臣だった、河野洋平からも密約否定の要請を受けていた事など、ありのままの事実を語っている。
政府は当時一貫し、密約の否定し毎日新聞記者が外務省機密漏洩事件で有罪判決までうけているのだ。しかし、密約は存在しひた隠しに隠し通したのだ。隠蔽は今に始まった事では無いし、バレたら国益という天下の宝刀でバッサリと片づける。権力はしようと思うことはやろうと思えば何でもできる、この事を私たちは忘れてはならないと思うな。